AMPって何?AMPとそれに関わる最新の仕様変更について解説

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burikama
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2021年6月からAMPに関わる仕様が段階的に変わります。結論を先にいうと、AMPにするメリットがひとつ減った感じになります。

Googleは2021年6月から、段階的にページエクスペリエンスの更新を行い、それによって検索表示結果の順位付けに変更が加えられると発表しています。

「ページ エクスペリエンスの更新に対応するための期間、ツール、詳細情報」
https://developers.google.com/search/blog/2021/04/more-details-page-experience(外部リンク)

その取り組みの中にはモバイルのトップニュースに非AMPページも表示することも含まれており、実質AMPのメリットがひとつ無くなることとなりました。

この記事では、そもそもAMPとは何か?というところから、今回のGoogleの発表によってAMPが受ける影響について解説します。

AMP

AMPとはAccelerated Mobile Pagesの略で、モバイル表示に特化して作成されたウェブページのことを指します。

スマホでGoogle検索した際に、画像の様な雷マークのついたものをみたことはないでしょうか。

AMPの例
AMPの例

これらのページはAMPに対応していることを意味しており、AMP非対応ページに比べてはるかに表示速度が速いことが分かるかと思います。

閲覧できるスピードが速くなることで、

  • ユーザーはより快適に検索結果を得られる
  • 配信者は検索結果の上位に上がりやすくなる

というメリットがあります。

AMPの仕組み

なぜAMPは表示速度が速くなるのでしょうか。

通常、ユーザーはページにアクセスした際に、そのウェブページを保存しているサーバーにページを表示するための情報(HTML、CSSなど)を要求します。

そのため、各ページの表示速度はそれぞれのサーバーのスペックなどに大きく影響を受けてしまいます。

一方で、AMP対応ページはGoogle側が事前にそのページの情報をキャッシュとして保持しているため、ユーザがアクセスした際にサーバーに情報を要求する必要がありません。

結果、Googleが持つ情報のみでページを表示することができるため、表示速度の高速化が実現されています。

AMPを使用する上での制約

それなら自分のページもAMP対応にしたい!と思うかもしれませんが、AMPに対応させることはそう簡単ではなく、様々な条件をクリアする必要があります。

HTMLの制限

通常のHTMLを作成することに加えて、AMP用のHTMLを作成する必要があります。その中でも使用できるタグが制限されていたり、独自のJSを使用することができないなど、通常のHTMLとは異なったページ作成を意識する必要があります。

JSの制限

JS(JavaScript)は自身で独自に組み込むことはできず、Googleが提供するAMP用のJSに使用が限られます。画像スライダーなど、ウェブページに動きをつけることは基本的にできないと思っていたほうがよいでしょう。

CSSの制限

CSSはHTMLと別ファイルにして管理することはできず、上記のAMP用HTML内に記述する必要があります。また、CSSの記述内容は50キロバイト以下になっている必要もあり、たくさんの装飾を行うことはできません。

これらはあくまで一例ですが、このようにAMPに対応させるためには色々な制約を受けることになります。

そのため、AMPに対応させることは簡単なことではありません。

ちなみに、Googleが提供している「AMPテスト」にて自サイトがAMPに対応しているか確認することが可能です。

「AMPテスト」
https://search.google.com/test/amp(外部リンク)

AMPに関連する仕様変更

Google検索において6月から段階的に導入される「ページエクスペリエンスの更新」によって、Googleに表示されるトップニュースがAMP非対応ページも対象になります。

ページ エクスペリエンスの更新では、3 つのウェブに関する主な指標LCPFIDCLS(および CLS に対する Chrome の最近の修正)を含む、いくつかのページ エクスペリエンス シグナルが考慮されます。さらに、Google 検索のトップニュース カルーセル機能は、Google ニュースのポリシーを遵守している限り、すべてのニュース コンテンツを含むように更新されます。つまり、AMP 形式を使用する必要がなくなり、ウェブに関する主な指標のスコアやページ エクスペリエンスのステータスに関係なく、どのページもトップニュース カルーセルの表示対象となります。

https://developers.google.com/search/blog/2021/04/more-details-page-experience

Googleに表示されるトップニュースとは以下画像のようなもので、正式には「Google検索のトップニュースカルーセル機能」です。

トップニュースの例
トップニュースの例

今まではAMP対応ページのみを表示するとしていましたが、ポリシーを遵守している限りでは無条件で表示されるようになります。

もちろんAMP対応によって表示速度が向上することで高いスコアを獲得でき、検索結果の上位に上がりやすいというメリットは健在です。

しかし実質AMPに対応させるメリットは少なくなってしまったことになります。

備考:AMPに指摘される問題点

SEOのためにもAMPの導入を検討しましょう!と紹介しているブログは散見されますが、そもそもAMP自体を批判している人もいるようです。

「Kill Google AMP before it kills the web」
https://www.theregister.com/2017/05/19/open_source_insider_google_amp_bad_bad_bad/(外部リンク)

指摘をおおまかに抜粋すると以下の通りです。

  • あくまでGoogleが得をするだけのシステムである
  • 制約によってアナリティクスに制限がかかる
  • 制約によってAMPのコンテンツは全て見た目が似通ってしまい、ブランドの訴求力が損なわれる
  • AMPが優遇されることで適切でないコンテンツまでも上位にでてくる可能性がある

などなど

あまり批判している記事を見ることがなく、新鮮で面白かったです。

内容全てを肯定するわけではありませんが、実際SEOのためにはPagespeed InsightをこまめにチェックしたりAMP対応にしたり、Googleが定める基準に従う必要はありますね。

もしかするとこのような批判を受けてGoogleも今回のような対応を検討したのかもしれません。

まとめ

AMPとそれに関わるGoogleの仕様変更について簡単に解説しました。

ちなみにこのブログについてはAMPに対応するメリットがあまり見当たらなかったので導入は考えていません。

やるとしても一部の静的コンテンツや新規で別のサイトを作るときでしょうか…。なによりもやはりAMPの制約が与える影響は制作する上でかなりの障害となってきます。

配信者にとってはAMPの導入を検討する指針の一つになれば幸いです。

質問や疑問などありましたらコメントや問い合わせで聞いていただければいつでもお答えしますのでお気軽にどうぞ!

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